クリスタルベアラー10周年

気が付けばブログを2ヶ月以上も放置してしまった…先々週に購入したリングフィットアドベンチャーも1週間放置状態である。連日練習していた時は褒めてくれた天の声とミブリさんも流石に呆れ果てていることだろう…合わす顔がない。

さて、だらしない自分のことはさて置き…

ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル・クリスタルベアラー通称FFCCCBが本日で10周年ですよ!!!


FFCCクリスタルベアラーはかの有名なFFシリーズの外伝的立ち位置である「クリスタル・クロニクル」シリーズの最新作!

最新作といっても最早10年も前の話である…。


クリスタルベアラーは2009年11月12日に任天堂の家庭用ゲーム機、Wii専用ソフトとして発売された。当時の日本ゲームとしては珍しく、オープンワールドを意識し、さらにはWiiというハードの特殊機能を存分に使ったとても挑戦的なゲーム…だったと思うのだが、残念なことに商業的には成功したとは言えず、もしやそれ以降にCCシリーズが作られないのは…?と不安に思うくらいマイナーなゲームでもある。まぁ元々CCシリーズは初代を除いてほとんどがマイナーなのだが…。

CCシリーズと言えば、その初代が来年度にリマスターされる。予告映像等を見てもらえればわかることだが、とても牧歌的で幻想的なゲームだ。1人プレイが基本のFFシリーズでは珍しくマルチプレイ推奨であるというのもCCシリーズの特徴と言えるだろう。

ところが、クリスタルベアラーというのはそうしたCCシリーズの「伝統」とも言える要素を完全に取っ払ってしまった作品だ。つまり、現代に近い背景で、1人プレイでのみ遊べるゲームである。多少牧歌的な風景もあるが、どちらかと言えばその世界観は親元のFFシリーズに近い。前述した挑戦的な要素と合わせても、シリーズ内ではとても革新的な作品であったことがわかる。別の言い方をすれば、特異な作品だ。

それが痛手だったのかもしれない。従来のCCシリーズのファンにとっては「これはCCではない」となるし、FFとしては確実にパンチもボリュームも足りない。おまけにWiiリモコンは重く、感度が悪かった。

とにかく操作性が酷いこのゲームは、普段通りのゲームをやる感覚で遊んでいると確実に手首を痛める。そんなことにも構わず丸一日をこのゲームに費やした程には、わたしはこのゲーム、クリスタルベアラーが大好きだ。

そもそもわたしはFFというゲームがどちらかと言えば嫌いだ。キャラクターの育成要素が多く、システムが複雑で覚えるのが面倒くさい。おまけにストーリーが陰湿な上に長いので、少し休むと前回まで何をしていたのかをすっかり忘れてしまう。次は何をすればいいんだっけ?そんな話聞いたっけ?だんだんと嫌気がさして結局は投げてしまう。だからわたしはゲームは一気にラストまで駆け抜けられるか、単調である方が好きだ。そういう意味で言えば、FFよりはドラクエの方が好みである。

しかしCCシリーズは別だ。というよりクリスタルベアラーが例外である。FFというタイトルを見ただけでもうんざりしていた中でも、わたしは絶対にこのゲームをプレイするのだと確信する程にはクリスタルベアラーは衝撃的だった。クリスタルが時を刻むだけの発売前の公式サイトを毎日覗きに行くくらいには虜になっていた。

クリスタルベアラーの何が良いかと言えば、既に述べたとおりに当時の日本ゲームではほとんど注目されていなかったオープンワールドを意識したゲームだったこと、Wiiの特殊機能を存分に使っていたこと、それに加えて洋ドラのような軽快なストーリーと程よいボリューム、ミニゲーム的なアトラクション要素に、魅力的なキャラクターたち…より細かく挙げればきりがない程度にはこのゲームが好きだ。全くもってマイナーである理由がわからない。いや、操作性は確かに酷く、動作も単調なものしかないのは問題なのだが。

そんな作品が今年で10周年。FFキャラが集うスマホアプリ、ディシディアFFオペラオムニア(いつも思うがタイトルに付け加えすぎである)ではそれを意識してか、先々月に引き続きクリスタルベアラーから新たなキャラが参戦した。どうせならこれに止まらず、クリスタルベアラーのSwitchへの移植を行って欲しいものだ。欲を言えば完全リメイクが欲しいのだが。

技術は進化し続けている。ゼルダの伝説BoWは日本のゲーム界にやっとオープンワールドという概念を齎すことに成功した。Joy-Conは軽く、感度が良い。今こそ再来の時ではないか?

帰ってこい、クリスタルベアラー!!!

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