Cafe de Lyon
新しい挑戦はいつだって期待と不安に溢れているものだ。評判の良いカフェに始めて挑むのも、また新しい挑戦だ。
自分は外食をあまりしない。しない理由は金銭的な理由もあるし、選んだ店が自分の理想と違ったらという不安もあるし、1人では勇気が出ないなんて小心なところもあるし。
精々外食するとして、幼い頃から家族でよく行く信頼と実績の、安くて特別美味しいわけでもない近所のファミレスくらいだろう。
けれど外食が嫌いなわけではない。むしろ強い憧れの対象だ。特に日本で最もカフェ文化の発達したこの地域では、行ってみたいお洒落そうな店なんてごまんとある。
しかし自分からとなると、先に述べたハードルが邪魔をして結局は踏み込む勇気など出ないのだ。
夢を叶えてくれる救世主がいる。いつも何処からか(きっと食べログ)お洒落カフェの情報を持ってきて、誘ってくれる友人だ。
滅多に出来ない外食ができるし、憧れのお洒落カフェに入れる。それに決まってこの時は高校の時からの友人たちが揃うので、人生の中で最も楽しみなイベントとなっている。
今回は比較的新しいお店のカフェ・ド・リオンへ行った。フランスをコンセプトとした外観とは裏腹に、まさかのザ・日本の雑多な住宅地にぽつんと佇んでいる店だ。
まさしく隠れ家的でワクワクする店だが、隠れ家の割にはあまりにも人気が高くて激混みの店でもある。そもそも店内が狭いので、混雑もやむなしといったところか。
この店の目玉はなんといっても豪勢なパフェだろう。
見てくれこの…なんだ…なんだこれ、なんて表現すればいいのかわからない。語彙力が足りない。とりあえず…めっちゃ豪華!
写真には1種類しか写ってないが、その他のフルーツのもある。どれも豪華すぎてひっくり返る。
上に盛り付けられたフルーツだけでなく、その下の層もとても凝っている。紅茶ゼリーやらブラッドオレンジムースやら。
ところでこれまで私はパフェというものを食べ切れたことがない。はっきり言って途中で飽きる。元々小食であるし、目の前にこのパフェが来た時は「あ、食べ切れないな」と悟ったものだ。
しかしどうだろうか、いざ食べてみるとどんどんなくなっていく。途中で無理かも、と思ったこともあったが、そんなことはなかった。
そういえばフルーツに限り大量に食べられるのだった。それにバイキング形式で多種を少量ずつならやっぱり食べられるのだった。
人生で1番楽しく食べれて、1番美味しいパフェだったことは間違いない。
いっそ全種制覇したいくらいだったが、流石に2つ目は無理。少し期間を空けてまた挑戦するのがいいのかもしれない。
とは言え、また誰かからの誘いがかからない限りは外食、つまりはこの店を訪れることはないのだろうとは思う。
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